外国人入居で賃貸経営

外国人入居者に伝える工夫

部屋を貸す場合には説明が大事

賃貸物件を利用する際には、契約締結時に管理会社の人から説明などを受けるのが一般的です。マンションを利用するにあたって注意すべきことや、禁止されていること、他の住人とのトラブルを避けるためにやらなければならないことなどが主な内容です。

日本人の入居者にとってはごく常識的な内容であるため、説明をするのにさほど苦労することはありません。他の賃貸物件と異なる特殊な事情がある場合だけ強調して説明すれば済むでしょう。しかし、文化の異なる外国人が入居する際には、当たり前に思えるようなことでも、1つ1つ理解してもらわなければなりません。日本人にとって当たり前のことでも、外国人にとっては意識して気をつけなければならないことも多いためです。

また言語の問題もあります。日本に来る外国人のほとんどは日本語を理解できますが、日本語にありがちなクッション言葉や婉曲的な表現が外国人にとっては分かりにくいことが指摘されています。

相手が日本人ならきつい印象を与えないため使う表現でも、外国人の入居者に対してはあまり使わない方が無難です。なるべく明確でストレートな表現でゆっくりと伝えると、外国人にとって理解しやすいです。黒人や白人に対してはそのような配慮ができていても、外見が日本人に近いアジアの人に対してはつい日本人と同じように説明してしまうこともあるため注意が必要です。

また、最近では日本に来る外国人が多いことから、「外国人住まいガイド」というDVDがあります。映像付きで、英語と中国語、韓国語に加えてスペイン語やポルトガル語での説明も入っているため多くの外国人が利用できます。チェックシートも付いていることから、理解してもらったかどうかの確認もしやすいです。